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◆ 生駒市長が奈良市へ転居
先日の生駒市長選で新市長となった山下真氏が、自身のブログ「2月に奈良市に転居していた」ことを報告しております。
※追記(2006/03/09)
つまり、生駒市の市長が奈良市民になったということであります。
余所の市民が自分の住む市の市長であることに対して、市民として違和感を覚えるのは当然のことであります。
また、このような新人市長の行動に不安を抱くのも無理はありません。
市民と市長のお付き合いは始まったばかりなのですから。
理由はそのブログの記事を読んでいただければ良いのですが、「子供(双子)が生まれ、育児と公務の両立が困難となり、(職を持つ)妻の負担を軽減するた
めにその職場のある奈良市内に…云々」
とあります。
これに対する非難のコメントが嵐のように書き込まれ、騒然としております。
所謂、炎上であります。
確かに、市長、それも成り立てで何の実績も無い新人市長が、就任早々余所の市に転居するなど前代未聞と言えましょう。
いったい、「市外在住の市長」というのは日本に何人いるのか、市民はそれをどう思うか、とても興味深いものがあります。
市長の言う「理由」は選挙前から分かっていたことであり、当選後の転居も予定されていたことなのでしょう。
多くのコメントは、そのこと(転居予定)を選挙前に公表しなかったことを非難し、何故その困難を打開する市政を行わないのかを問うております。
至極、尤もな話であります。
市長が直面している困難(仕事と育児の両立)は、多くの市民が直面しているものでもあります。
何故それを市民と一緒に解決しないのかと(自称)市民派市長は問われているわけであります。
彼が言う「市外に住むことは違法ではない」とか「転居先は賃貸である」とか「公用車を使わず電車で通勤している」ことなどは、それに対する答えにはなり得ません。
彼は多くの有権者の信任を得て当選したと思っているかも知れませんが、「とにかく前市長にはこれ以上市政を任せられない」という思いで投票した方が多かったのではないでしょうか。
立候補者が2人しかいない以上、有権者は山下氏に投票せざるを得なかったのであります。
勿論、大きな期待を込めて。
今回の件でその期待を裏切られた気持ちにさせられた市民は多いことと思います。
彼はまた、「公務を全うするためにはこの選択しか無かった」と言っております。
それによって、より良い生駒市の実現が成されるのであれば、それも良いでしょう。
また、その自信があるから、そう決断したのでもあるのでしょう。
そして、彼の責任は当選直後より一層重くなりました。
その言葉が嘘ではなかったことを実証しなければならないという義務を1つ、自ら追加したからであります。
「今後4年間の実績」を待つ余裕などありませんが、山積している問題を迅速に確実に解決してくれることを願っております。
公約通りに。
by uncleXML | 2006-03-08 20:59 | 時 事
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