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◆ THE ハプスブルグ
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世が世ならエリザベートの肩に手を伸ばすどころか姿を見ることさえできなかったでしょうね。
1月6日から3月14日まで、京都国立博物館では「THE ハプスブルグ」と題する展覧会が開催されております。
フランツ・クサファー・ヴィンターハルター作「オーストリア皇妃エリザベート」をはじめ、ベラスケスやゴヤ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ラファエロ、ムリーリョ、スルバラン、エル・グレコ、ルーカス・クラナッハ、ルーベンス、ヴァン・ダイク、レンブラントといった巨匠の作品がずらりと並んでおりました。
びっくりしたのはエル・グレコの「受胎告知」。
大原美術館の門外不出の作品がそこに…。
と思ったら、同じ構図の別の作品で、ブダペスト国立西洋美術館所蔵のものでした。
画家が同じ構図の作品を何枚か描くことは珍しいことではありませんが、よく見るとマリアや大天使ガブリエルの顔が少し違います。
余り大きな声では言えませんが、大原美術館の「受胎告知」は「エル・グレコの3大傑作のひとつ」と言われるだけあって、今回展示されているものよりず~っと良いです。
ともあれ、見応えのある展覧会でしたよ。

by uncleXML | 2010-01-12 04:36 | ミュージアム
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