◆ 法隆寺の謎(夢殿)
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法隆寺の夢殿といえば、文字通り夢のある美しいイメージがありますが、ここにも多くの謎が潜んでいるのでございます。
まずは、その形。
中国では唐代中期以降、平面八角形の遺構が増え、それは墓塔或いは御影堂と考えられていて、日本でも藤原不比等の死後、元明、元正両帝が興福寺に北円堂を建ててその霊を祀ったなどの例があるそうです。
したがって、夢殿も誰かの霊を祀る墓塔と考えられるとか。
とすると、祀られているのは誰の霊なのか…?
また、この夢殿の中には厨子があり、その中の本尊が有名な救世観音像で、創建当初からの秘仏とされておりました。
明治時代にアメリカの哲学者フェノロサが日本政府の命令書を持って調査に訪れた際、この仏様は木綿の布でぐるぐる巻きにされていたそうであります。(それまでこの仏様を見た者はいないとか)
その布を解いてみると、光背が後頭部に直接釘で打ち付けられており、背中はごっそり抉られていたといいます。
普通の仏像ではあり得ないそんなことが何故…?
嗚呼、謎だらけ…。
法隆寺に纏わる謎は他にもあるのですが、今回はこの辺でおしまい。
長らくのお付き合い、ありがとうございました。

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by uncleXML | 2007-12-19 04:44 | 名所(大和の国)
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