◆ 法隆寺の謎(金堂)
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さて、こちらは法隆寺の金堂でございます。
この建物にも謎は多く、石田茂作氏は五重塔と金堂にある裳階(もこし)をそのひとつに挙げています。
「隠された十字架―法隆寺論」から引用すると、
昔は法隆寺は聖徳太子時代(574~622)に建てられたとされた。しかるに裳階は薬師寺の塔にもあるように、かなり後の時代、少なくとも和銅年間(708~715)に下るとされていた。この古い飛鳥時代(7世紀初頭)の建物のはずである法隆寺に、どうして裳階があるのか。裳階はきっと後からつけられたのであろうと思われた。ところがそうではない。法隆寺の解体修理によって、裳階は最初からあったことが分った。いったい何のために裳階があるのか。
また、梅原猛氏自身は、
金堂には、本尊が三体いる。だいたい一つの寺の本尊は一体であり、あとは脇侍である。しかしこの金堂には、向かって右から、薬師、釈迦(三尊)、阿弥陀の三つの如来が並んでいる。『資材帳』に阿弥陀仏がないところを見ると、阿弥陀仏は後世に置かれたものかもしれないが、二体の仏ははじめから金堂に並んでいたらしい。三体あるいは二体の本尊は異例である。もとより中央にいる釈迦三尊が御本尊なのであろうが、薬師如来、阿弥陀如来も、釈迦如来と同じ服装をして、同じような台座にのっていられるのを見ると、やはりこの金堂において、三つの如来は欠くことが出来ない役割をしているのであろう。なぜ金堂に三体の如来がいるのであろうか。
とし、仏像の様式が寺の再建年代よりずっと古いことや、壁画の新しさも謎として挙げています。
嗚呼、謎は尽きませんな…。
先週に引き続き、本日も土曜出勤でございます…。
ここ数日は慌しくスリリングな日々でしたが、一年の総決算たる大仕事も私の担当部分はなんとか一段落(かな…)。
今年の良い締め括りとなることを願っております。

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by uncleXML | 2007-12-15 04:39 | 名所(大和の国)
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